| 旧檜山爾志郡役所は、現在の支庁の前身で郡役所と江差警察署を兼ねた建物として明治20年、今から113年前に建てられました。明治30年には郡役所制度が廃止になり、檜山支庁兼江差警察署となりました。 |
| 昭和3年に檜山支庁が新築移転となり、昭和43年に江差警察署が新築されるまでの40年間、単独庁舎として使われました。昭和44年、北海道から江差町に移管され、昭和46年からは江差町の役場分庁舎として使われてきました。平成4年に、北海道有形文化財に指定され、翌年役場庁舎新築移転に伴い、106年の長い役割を終えています。 |
| 玄関ポーチやバルコニーなどヨーロッパ調の作りになっており、ロシア人が設計したと言われていますが、はっきりとはしていません。 |
明治中期 郡役所(明治20年建築) |
| 平成8年に修復工事が行われた際に、壁板の下から華麗な布クロスが発見され、関係者を驚かせました。この布クロスは京都で作られている「かしま織り」で、布クロスの下にあった下張りの新聞の日付が一番古いもので1882年(明治15年)でしたから、最初に布クロスが貼られたのは100年以上も前ということがわかりました。天井飾り(メダイオン)は、職人の手作りで、当時のものと同じものを再現しております。 |
| この修復工事では、使えるものは使おうと努力しましたが、土台や床などの痛みがひどく、修復工事にかかった費用は4億5千万円ほどになりました。平成10年にオープンし、江差の新しい顔として観光客を愉しませています。 |