旧中村家住宅


北海道 江差町
北 海 道
江 差 町

江差町ホーム歴史・文化・観光情報江差町の観光施設・名所旧中村家住宅


旧中村家住宅
きゅうなかむらけじゅうたく
国指定重要文化財

中歌町に残されている旧中村家住宅は、江戸時代から日本海沿岸の漁家を相手に、海産物の仲買商を営んでいた近江商人の大橋宇兵衛が建てたものです。
家屋は、当時江差と北陸を往復していた北前船で運んできた笏谷石(しゃくだにいし)を積み上げた土台に、総ヒノキアスナロ(ヒバ)切妻造りの大きな二階建ての母屋、さらに母屋から浜側まで文庫倉、下の倉、ハネ出しまで続く通り庭株式で当時の問屋建築の代表的な造りとなっています。
大正初期に大橋家から中村米吉が譲り受け、昭和46年に重要文化財に指定され、さらに昭和49年に中村家より町に寄贈。昭和57年に修復が完成し一般に公開しています。
旧中村家住宅
江差のニシンは魚に非ず
ニシンを漢字で書くと「鰊」、これを江差では「鯡」の文字で読んでいました。当時の松前藩では米はとれないが豊漁のニシンによって生活が成り立っていたので、「ニシンは魚に非ず、米である」という発想があったためだといわれています。松前藩の経済を支えるうえで、ニシンはそれほど重要な収入源だったのです。
【商家と江差の賑わい】
江差の繁栄は江戸にもないといわれた時代。この細い浜に面して多くの商家が並び、北辺の港町でありながら江差の品揃えは江戸、大坂と変わりない豊かさを誇りました。繁栄の時代から一世紀以上がたち、今では遠い思い出となりましたが、江差には当時の有様を伝える建物が今なお多く残されています。
旧中村家住宅は近江出身の商人大橋宇兵衛が建設したもので、ヒノキアスナロを主材料に、土台は北前船で運んできた越前の笏谷石(しゃくだにいし)を積み上げて建てられています。
通りに面している入口から入ったところは帳場で、3人の手代が座れる珍しい形になっています。奥には番頭が座る帳場があり、帳場があるところだけが2階建てになっています。2階は日本三大銘木にもなっている紫檀、黒檀がたくさん組み込まれた床の間で、壁は当時の贅を尽くし、砂鉄やアワビの貝殻をまぶしたきらびやかな書院造りです。
帳場から奥へ、茶の間、仏間と続き、倉の入口が見えてきます。倉は当時の貴重品が保管されていた場所で、上の窓は日本製のガラスが使用されており、ゆがみがあるのが特徴となっています。
昔は火事が非常に多く、当時の商家では一つ一つの部屋に火事が起きても類焼しないよう防火扉をつけていました。文庫倉の上の方に足場があり、女中部屋から上がり防火扉を開け閉めできるようになっていました。倉の扉は四重になっており、重たい扉でも簡単に開け閉めできるようにと木のコロがついています。
昭和57年から3ヵ年計画で1億6千万円かけて修復工事が行われました。国道が高くなったのに伴い、新しい石を入れ、土台を55センチ上げています。
江差の繁栄を今に伝える素晴らしい建物です。

【 旧中村家住宅のご案内 】
〒043-0034 北海道檜山郡江差町字中歌町22
■T E L(0139)52−1617
■入 館 料大人300円 小中高生100円

(15名以上の団体は1割引)

冬期割引 ※2月中の入館料は半額となります!
■開館時間9:00〜17:00
■休 館 日 4月1日〜10月末までは無休。

11月1日〜 3月末までは、

毎週月曜日・祝日の翌日・年末年始(12月31日〜1月5日)

ホームページに掲載されている情報(文章、画像、イラスト等)については、「引用」など無断で複製・転用することはできません。

もどる
もどる