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平成27年10月23日「視線の先」

 夕暮れ時、東京出張の帰りの飛行機の中―。羽田空港を飛び立つため、滑走路に向かう飛行機の窓から外を何気なく眺めていると、こちらに向かって、整備員が両手いっぱいに手を振ってくれていました。乗客が見ているかどうかわからないにもかかわらず。「北海道に帰っても頑張ってください」。そう言ってくれているかのような気持ちになり、出張の疲れが少し和らいだ気がしました。 

 数日後、今度は札幌出張から江差へ帰路の途中の札幌駅ホーム―。折り返し運転の列車を、列に並び待っていると、社内清掃を行う職員も列車を待っていました。列車がホームに入ってきた時、少し驚いてしまいました。清掃の職員は乗客ではなく、運転手や車掌が通る時にだけ、深々と頭を下げていたのです。 

 この2つの出来事は私にとって対照的に見えました。これは決して航空会社が良くて鉄道会社が悪いということを言いたいのではありません。企業として、どこに視線が向いているかを表した一例だと思います。 

 公務員にとっても同じことが言えると思います。上司が言うこと、「役場内の論理」にばかり気が向いてしまい、住民への応対や態度、サービスがおろそかになっていることが少なくありません。

 行政は「最大のサービス業」であり、公務員にとってのお客様は住民です。視線が常に住民へ向いている江差町役場を目指していきます。

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