10月2日、特定非営利活動法人「日本で最も美しい村」連合の臨時総会が長野県木曽町で開催され、江差町の連合加盟が承認されました。

「日本で最も美しい村」連合の活動目的
「日本で最も美しい村」連合は、フランスの「最も美しい村運動」をモデルとして、2005年10月に、7つの自治体が集まって発足したNPO法人(特定非営利活動)です。

小さくても素晴らしい地域資源や美しい景観を持つ町や村が、「日本で最も美しい村」を宣言することで
- 自らの地域に誇りを持ち、将来にわたって美しい地域づくりを行うこと
- 住民によるまちづくり活動を展開することで地域の活性化をはかり、地域の自立を推進すること
- 生活の営みにより作られてきた景観や環境を守りこれらを活用することで観光的付加価値を高め、地域資源の保護と地域経済の発展に寄与すること
これらを活動目的としています。
登録された地域資源
- いにしえ街道

- 江差追分

- 姥神大神宮渡御祭

加盟したことで
- 「日本で最も美しい村」を宣言することで美しい地域づくりへの意識統一・再確認を行うことができます。
- 「私たちは『日本で最も美しい村』連合に加盟しています」と打ち出すことができ、ロゴマークを使用することができます。
- 加盟町村間、企業サポーター等との交流を通じて先進的な事例を学ぶことができます。
- ホームページやガイドブック、年4回発行されている季刊誌などで、全国に江差町の情報が随時発信されます。
現地審査員の講評
「いにしえ街道」
旧街道の道路拡幅と同時に電柱の地中化やかつての問屋蔵、商家、町屋などの歴史的建造物を残しながら「歴史を生かす街並み景観形成地区」としての保全活用を図り、また、人々の暮らしと直結した店が並び、蔵を生かして若者が起業するなど、古さの中に新しい息吹を感じるまちづくり、華の会による植栽活動などが定着し、独自性の高い地域資源と評価をうけました。
「江差追分」
日本を代表する民謡の一つであり、今後も絶やすことのできない地域の伝統文化であり、その伝承には注力をされており評価されました。
しかし、新たなファンづくりや若い世代の参画が課題と助言もいただきました。
「姥神大神宮渡御祭」
蝦夷地最古の祭礼として、豪華な山車の維持、保存など伝統文化を受け継ぐ想いの強さを独自性の高い文化として評価されました。
課題
自然環境や田舎としての景観のインパクトが弱く、北前船で栄えた風待ち港を強く訴えていく必要があり、
- 「かもめ島の活用を明確化」
- 「ヒバの復活を目指して町民の森の活用方法検討」
- 「いにしえ街道を見せる観光から通年型や滞在型のツーリズムへ転換」
これらの助言もいただきました。
今後について
当町の持つ地域資源を 保全・活用しながら、他の加盟地と連繋を深め、「日本で最も美しい村」連合の運動を盛り上げていきたいと考えております。
【お問い合わせ先】
〒043-8560 北海道檜山郡江差町字中歌町193-1
江差町役場 追分観光課 観光係
TEL:0139-52-6716
FAX:0139-52-5666
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