寛保津波の碑


寛保津波の碑

北海道指定文化財平成4年3月31日指定
寛保元年(1741)7月19日の大島噴火に伴う大津波の犠牲者の供養塔として、同年8月に当時の正覚院境内(現 江差小学校敷地)に建立されたものである。石碑正面には「淪没弧魂両縁塔」と記され、両側面と背面には津波の状況と被害、そして供養の趣旨文と建立者名が刻まれているが、それは風化による剥落が著しく判読不能な部分がある。寛保の大津波は日本の災害史上大きな事件であるが、この石碑は大津波に関する重要な文化財であり碑文は記録として貴重である。1500人近い溺死者、約800戸の家屋破壊1500隻に余る破船の被害をまえに、江差の4寺院の各派は合同供養を実施、正覚院と碇町岬の2カ所に供養塔を建立した。
設置(管理)者 曹洞宗 巌浄山正覚院 
設置住所 本町
設置場所 正覚院境内
設置年 判読不明

 
江さし草会