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小・中一貫教育の推進

 

 江差町では、平成20年度から中1ギャップ解消や義務教育9年間を見通した小中連携、一貫教育の取組を進めてきました。江差町内2つの中学校区における取組について紹介します。

 

江差北中学校区

■ 江差北小学校、江差北中学校の取組(「小中一貫教育支援事業」指定校:北海道教育委員会)

■ 小中共通の学校教育目標

  • 「心豊かに学び 未来(あす)を拓く児童生徒の育成」

■ 9年間でめざす子ども像

  • 進んで学ぶ児童生徒(知)
  • 豊かな心を持ち思いやりのある児童生徒(徳)
  • 健康で明るい元気な児童生徒(体・食)

■ 9年間で育てたい力の設定

  • 「2・2・3・2」の学年の段階の区切りごとに身につけさせたい力を設定し、9年目の完成された姿をめざします。

■ 9年間の指導計画

  • 系統性や関連性を明らかにし、9年間を見通した算数科・数学科の年間指導計画を作成します。
  • 小中の総合的な学習の時間の系統表を作成します。

■ 乗り入れ授業

  • 小学校の先生が中1数学の授業に、中学校の先生が小学校の英語、書写、理科、図工、体育の授業に乗り入れ、学習内容の緩やかな接続と充実を図ります。

■ 児童生徒の交流

  • 児童会・生徒会で共通の行事を実施し、つながりを深めます。
  • 小中合同で新体力テスト、海浜清掃、避難訓練、ソーシャルスキル学習を実施します。

■ 小中一貫教育のための各種会議等

  • 月1回、「一貫教育活動日」を設定し、全体会議、各グループ別活動(授業研究グループ、児童生徒活動グループ)、合同研修会、生徒指導交流会を行います。
  • コーディネーター会議(コーディネーター、各グループ代表者、教頭)において各グループの協議内容や一貫教育活動の確認をし、次の活動への調整を図ります。

 

江差中学校区

■ 江差中学校、江差小学校、南が丘小学校の3校による連携の取組(トライアングルサポート)

■ トライアングルサポートの目的

  • 児童生徒の学習及び生徒指導上の課題について、小中が連携することにより、児童生徒一人ひとりの健やかな成長を支援するとともに学力向上を図ります。(中1ギャップ解消の取組を中心として)

■ 小中連携によりねらう効果(メリット)

  • 小中学校が連携し組織的に取り組むことで、教員の指導力の向上及び教育の質の向上が期待できます。
  • 学習指導や生徒指導における小中学校の違いを比較交流する中で、それぞれの長所を取り入れた組織的な指導方法の工夫・改善を図ることができます。
  • 9年間を見据えた教育課程の系統性の理解だけではなく、段階性と連続性の研究により、多面的・組織的な教科理解が進みます。
  • 小中教職員の連携を深めることにより、学校間の指導の段差を解消し、個に応じたきめ細かな継続的指導を行うことで、児童生徒の不安感を軽減することができます。
  • 9年間を通した児童生徒の関心や意欲、規範意識の違いなどの調査により、発達段階に応じた系統的な指導法の研究が深まります。
  • 小中学校の子どもたちが交流することにより、子どもたちの成長に必要な異年齢の人とのかかわりが体験でき、尊敬や思いやりなどの豊かな心を育むことができる。
  • 小中の児童生徒を通して地域との連携が深まり、学校・家庭・地域が一体となった教育活動を展開することができます。

■ 中学校公開日の設定

  • 中学校全学年の授業公開に小学校の先生方が参加し、授業後の事後研において交流をします。

■ 分野別会議(3部会)

  • 教育課程部会において、「ふるさと学習」についての交流を行い、系統性を持たせられる活動及び重複する活動の洗い出しなどを行います。また、小6が中学校に登校し、小学生と中学生との合同授業の検討に関する取組を担当します。
  • 学習指導部会において、小学校と中学校が連携を図りながらの家庭学習強化週間設定に関する取組を担当します。
  • 生徒指導部会において、小6の中学校での体験入学の開催について担当します。

■ 小小連携会議

  • 2校の小6の小学校間交流を推進します。

■ 乗り入れ授業

  • 中学校の先生が小学校の英語の授業へのサポートについて検討を図ります。

■ 小中連携した携帯・スマホに関するルールづくり

  • 児童生徒の実態をとらえ、家庭と連携し、ルールの共有と発信強化を図ります。

 

【お問い合わせ先】

〒043-8560 北海道檜山郡江差町字中歌町193-1
江差町教育委員会 学校教育課
TEL:0139-52-1059
 

 

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