当町は、創立70周年記念事業として信金中央金庫(理事長 柴田 弘之様)が、企業版ふるさと納税の仕組みを活用し創設した地域創生推進スキーム「SCBふるさと応援団」の今年度募集に、地元信用金庫である道南うみ街信用金庫(理事長 藤谷 直久様)のご推薦を受けながら応募したところ、昨年(令和3年)12月24日に、1,000万円の寄附が決定したとのご通知を頂きました。
応募した事業の内容は、次のとおりです。
〇事業名
豊かな前浜づくりプロジェクト(略称:ハマプロ)
~つくり・育てる漁業を核とした地域経済の好循環の実現を目指して~
〇背景と目的
当町経済の活性化を図るためには、地域由来の第1次産業が元気であることが重要です。
しかしながら、当町の水産業においては、主要魚種であるスケトウダラやスルメイカなどの回遊性魚種の資源減少や、漁業者の高齢化・後継者不足が深刻な課題となっています。
このような状況を踏まえ、人口減少・少子高齢化のなかにあっても持続できる産業基盤を整備し、漁業経営の維持・安定化を図るために、回遊性魚種の資源変動に左右されない栽培漁業・養殖漁業によって、漁業者の所得が向上する環境を構築する必要があります。
こうしたことから、本寄附金を活用して、マナマコの資源増大に向けた栽培漁業とサケ・マス類の海面養殖漁業の実証実験事業を行います。
栽培・養殖漁業の推進により漁業所得の向上を図ると共に、特産品開発や地域ブランド化により付加価値をあげ、町内の飲食店等への販売(地産地消)をはじめとして、ふるさと納税返礼品やWEBショップ等を通じた地産外商を進め、地域経済の好循環につなげてまいります。さらには、実験漁場にICT機器を取り入れ、漁業の効率化や操業の安全性向上を図り、当町の漁業スタイルに“ハマる”栽培・養殖漁業の確立を目指します。
〇具体的な取組内容(予定)
【マナマコ栽培漁業】
☞ナマコ増殖礁の設置(ナマコ団地の造成)、種苗の放流
☞モニタリング(個体数や成長度等の確認) など
【サケ・マス類養殖漁業】
☞サケ・マス類の海面養殖施設(イケス)の製作及び設置、稚魚の育成
☞魚種の選定に向けた検討
☞ICT機器導入に向けた検討 など
【道南うみ街信用金庫様との連携】
☞本事業による効果を最大限生み出すため、マーケティング調査や販路開拓支援、人材育成など道南
うみ街信用金庫様の伴走支援を得て、連携しながら事業を進めていきます。
〇「SCBふるさと応援団とは」
SDGs(持続可能な開発目標)を踏まえ、信金中央金庫が企業版ふるさと納税等を活用した寄附を行うことにより、地域の課題解決および持続可能な社会の実現に資する地域創生事業を地元信用金庫とともに応援、地域経済社会の発 展に貢献することを目的とするものです。
本制度は2020年度(令和2年度)に創設され、実施期間は2022年度(令和4年度)までの3年間となっています。
対象事業は、原則として信用金庫の本店所在地の地方公共団体が行う地域創生事業で、1事業当たりの寄附金額は、1,000万円以内とされています。
〇今後の予定について
令和4年2月下旬に信金中央金庫様から、企業版ふるさと納税として寄附金1,000万円を受領する予定です。
また、寄附受領後は、江差町議会において、「寄附金を基金に積み立てる予算」及び「上記の事業を執行するための予算」について、補正予算を上程致します。
〒043-8560 北海道檜山郡江差町字中歌町193-1
江差町役場 まちづくり推進課 まちづくり推進係
TEL:0139-52-6712
FAX:0139-52-0234
面積 | : 109.53km2 | (前月比) |
人口 |
: 6,460人 |
(-107人) |
男 |
: 3,101人 |
(-65人) |
女 |
: 3,359人 |
(-42人) |
世帯数 |
: 3,898世帯 |
(-64世帯) |
(令和7年3月末現在)